こんにちは!
今回は、引き続き中学受験において、国語力の土台となる読書習慣について書いてみます。
前回も読書習慣について触れましたが、色々なジャンルの本に触れて、語彙力や読解力を自然と身につけることが、受験だけでなくその後の学びにも大いに役立つと言われています。
我が家は、娘と一緒に星新一さんのショートショートを読んでいます。星新一さんといえば、奇抜な発想と短い物語の中に深いテーマを込めた作品で有名ですよね。私も子供の頃に読んでいて、大人になってから全作品を大人買いしました(笑)
ショートショートは、物語は短くサクッと読めるのに、読んだ後には「こういうことだったのか!」と意外な結末が待っていて、子供もとても楽しんで読んでいます。
ショートショートの魅力
まずは一話、どれどれと軽い気持ちで読み始めた娘でしたが、物語の展開にあっという間に引き込まれていました。短いのに、独特の世界観やキャラクターがしっかりと描かれていて、読み終わる頃には「もっと読みたい!」という気持ちになっているようです。娘も毎回「え、こうなるの?」と驚いたり、親子で色々な感想を交わす楽しさもあります。
ボッコちゃん (新潮文庫 ほー4-1 新潮文庫) [ 星 新一 ]
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読書の中で広がる考え方
星新一さんの作品には、社会風刺や人間の心理をテーマにしたものが多く、読むたびに「なぜこうなったのか」「もし自分が登場人物だったらどうするか」と考えさせられる内容が含まれています。娘も「もしこの世界が本当にあったらどうなるかな?」と想像力を膨らませたり、少しずつ「自分だったら…」という視点で考えるきっかけにもなっているようです。
物語の中でさまざまな場面や登場人物の行動を通して、考え方の幅が広がるのも星新一作品の大きな魅力だと思います。国語力を育てるだけでなく、これからの学びの中で必要な視点や柔軟な発想も、こうして自然に培われていくのかもしれません。
楽しみながら続ける読書習慣
星新一作品のおかげで、娘は「今日はどれを読む?」と自分から本を開く習慣が少しずつ身についています。「読むこと」が楽しいと感じられるのは本当に素晴らしいことです。中学受験の勉強でも、何よりもまず「好き」な気持ちが長続きの秘訣ですから、この調子でたくさんの物語を楽しんでもらいたいと思います。
読書習慣は一朝一夕には身につきませんが、こうして少しずつ、親子で楽しみながら進めていけたらいいですね。