こんにちは!
最近、東京都教育委員会の教育人口等推計報告書を見ていたら、改めて衝撃を受けました。小学生の数がガクンと減る未来が確実に来ているんです。
東京都のざっくりサマリー
- 2024年の公立小学校の児童数は、59.7万人
- 5年後には、52.3万人となり12.5%減
- 8年後には、47.0万人で21.2%減
- いま推計されている最も遠い未来の13年後は、44.9万人で24.9%減
これは相当な減少傾向ですよね…。この数字を見て、中学受験の舞台も大きく変わるんだろうなと実感しています。
どんな影響が出る?中学受験への予測
競争がやや緩和される可能性も?
子供の母数が減ることで、受験者数そのものも減ってきます。人気のある学校は難しさが続くと思いますが、東京都の場合は地方と違って定員割れという極端な事態にはならないかと思います。ただ、合格率や倍率の数値的な意味合いは変わってくるかもしれません。
学区・通学条件の再検討も頻発?
そんななかで、受験校選びには影響しそうです。10年後にはもしかしたら遠距離通学が当たり前の選択肢になる家庭も増えるかもしれません。
塾や教材業界の再編も進む?
少子化とともに、1人あたりの塾利用料は上がっています。これからはより効率重視、個別対応型、オンラインとの併用など、塾や予備校側の形態も一段進化するかもしれません。
これから受験を控える家庭はどうする?
10年後をイメージしながら家庭の戦略を練る
少子化で偏差値競争が緩和されたとしても、実力差は出てきます。基礎力+思考の筋力を積み上げる戦略が一層重要になるかもしれません。また、少子家庭が増えると、保護者同士の情報交換にも変化が出てくると思います。互いに情報やサポートを交換する小さなネットワークの重要性を感じます。
この少子化の流れは、遠い未来どころか、もう目前の課題です。だからこそ、他の家庭よりほんの少し早く、10年後の中学受験像を想像し、それに応じた準備をする。その差が将来、大きな安心につながると思っています。情報は時に脅威にも、チャンスにもなる。未来の変化を見える形でとらえて、今日から少しずつ準備をしていきたいですね。
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