こんにちは!
我が家の夏休みもようやく終了です…。
夏休み中に耳にしたのですが、小学校の夏休みの宿題代行サービスなるものがあるそうです。自由研究や読書感想文も含めて丸ごと依頼できてしまうのだとか…。そのサービスを利用する理由のひとつに「中学受験に集中するため」という意見もあるというから驚きです。
今回はそんなお話です。
宿題代行の論理とは?
確かに、夏休みは貴重な時間です。特に6年生であれば、1日1日が合否を分ける可能性すらあると思います。自由研究に多くの時間をかけるなら算数の過去問を解かせたい。読書感想文を書くよりも志望校対策の記述問題を練習させたい。こうした考えも、ものすごく理解できます。
公教育を軽んじることへの抵抗感…
一方で、現時点の私は「宿題を代行してもらう」という行為には少し抵抗を感じます。あくまでも現時点での考えであり、受験が近づくにつれて変わる可能性はあり(笑)。
今のところは、小学校の宿題も公教育の一部という考えです。自由研究や読書感想文は、受験勉強とは別の学びを体験させるものであり、それを完全にスルーするのは、ちょっと違う気がしています。中学受験のために、小学校の学びを軽んじることが果たして本当に子供のためになるのか…。どこかバランスを欠いてしまうのでは、と心配になります。
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中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉 「二月の勝者」×おおたとしまさ [ 高瀬 志帆 ]
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全部はやらないことも選択肢のひとつ?
中学受験でどんなに忙しくても、現実的には、「全部きっちりやる」と「すべて丸投げ代行」の間には、グラデーションがあるはずです。例えば、自由研究はシンプルなテーマで短時間でできるものにする等です。工夫すれば、宿題に追われる時間を最小限にしつつ、自分でやったという経験も残せます。
中学受験は学歴だけでなく姿勢も残る
中学受験に全力を注ぐのは素晴らしいことですが、同時に忘れたくないのは、勉強以外の学びも子供に残るということです。これらは大人になってから確実に生きる力。もし全部を代行してしまったら、子供が得るはずだった小さな経験値を失うことになりかねません。
夏休みの宿題代行は確かに時間を生みます。でも同時に、子供が自分の手で積み上げるべき学びを削ってしまうリスクもある。中学受験は長い人生の一部であり、時間が惜しいから全部やらないではなく、最小限でも自分の手でやったという経験を残してあげることが、子供の未来にとって大事なのかもしれませんね。
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