こんにちは!
束の間の夏休みも終え、また夏期講習がスタートしました。そんななか、最近ふと気づいたことがありました。
塾やテスト、そして宿題の山…。その日々をこなしているうちに、娘の根っこのところが少しだけ変わってきている気がします。
中学受験って「どの学校に入るか」という学歴の話に見えがちです。でも実際は、忍耐力、やり切る力、失敗から立ち直る力を育てる長いトレーニングにもなっていると思います。
今日はそんなお話です。
小さな失敗の積み重ねが強さを作る
受験勉強は、基本的に「できない→練習→できるようになる」の繰り返しです。難問で躓いたり、テストで思ったより点が取れなかったり、簡単なミスをしてしまったり…。そういう小さな挫折を親子で受け止め、次の一手を考えて実行していく。
これを何度も何度も繰り返すことで、
- 途中で諦めない粘り強さ
- 目標を小分けにしてやり切る習慣
- 失敗しても感情を整理して再挑戦する姿勢
これらのことが自然と身についていると思っています。その過程で、並のことでは心が折れないというメンタル面の筋力も育っている気がします。
その力は受験後もきっと活きる
仕事でもスポーツでも、結局は「必要なときに、必要な努力ができるか」、「それを継続できるか」、「失敗から学べるか」、このようなことが大きな差になることが多いと思います。受験期に身につけた小さな目標設定→失敗の振り返り→改善のサイクルは、未来での新たな挑戦にもそのまま役立つはず。
そして、こういう力は、名門校の入学証よりも長く効いてくれる一生ものの財産です。
親が気をつけたいこと
一方で、注意点もあります。無理に鍛えようと叱責で押し進めると、逆に心が折れてしまうこともあるかもしれません。親がやるべきは、耐えさせることではなく、耐えられる土台をつくることだと思います。
- 過度なプレッシャーは逆効果
- 休息や遊びの時間も十分に確保する
- 成果だけでなく努力のプロセスを褒める
これらは肝に銘じて、バランスは大事にしていきたいです。
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中学受験大百科(2025完全保存版) (プレジデントムック プレジデントFamily)
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結果よりも成長を見る
もちろん結果は大事。でも、それ以上に大切なのはこの期間に子供どんな成長を遂げているか。点数や偏差値だけを指標にするのではなく、自分で考えてやり切れる力が育っているかを見ていきたいです。
受験の先には学歴という形の成果もあるかもしれませんが、それを支えてくれるのは、日々の小さな挑戦と、それを乗り越える力。受験という舞台は、子供にそうした生きる力を与えてくれる時間でもある。そんな風に受験期をとらえて、毎日ひとつずつ、小さな勝利と小さな学びを積み重ねていきたいと思います。
*** ご覧いただきありがとうございました ***