こんにちは!
中学受験を見据えて進んでいくと、「ついに来たか…!」と感じる単元が、いくつかあります。そのひとつが、5年生の理科「てこ」。これまでの理科が、まだイメージや暗記で乗り切れていたのに対して、「てこ」は考える系です。公式・図解・計算の三重苦に、我が家もだいぶ苦戦中です。
今日はそんなお話です。
感覚では解けない「てこ」という世界
「同じ重さのおもりが、遠くにあるほうが重く感じるでしょ?」という会話から入った「てこ」の学習。なるほど、たしかに日常でも「てこの原理」は体感しています。
でも、いざ問題になると…。
支点、力点、作用点…どれがどれ?力の大きさ × 距離=モーメント?どっちが動くの?釣り合ってるの?と、文字・数字・図のフルコンボ。
これは、子供たちにとって一気に抽象度が上がるタイミングです。
「てこ」は計算と図解がすべて
「理科なのに算数みたい…」娘もそんなことをボヤいていました。でもそれまさにその通りです。
てこは、図形感覚+計算力+論理的思考が問われる超実戦型単元。親からすると、「こんなの小学生でやってんの!?」と驚きたくなる内容です。
特に中学受験向けの問題になると、複数のてこが連結されていたり、「釣り合い」「動く方向」「重さの未知数」などが組み合わされてくる…。
いや、これ大人でも頭を使いますよね。
![]() |
中学受験 「だから、そうなのか! 」とガツンとわかる合格する理科の授業 生物・物理編 (「中学受験 合格する授業」) [ 立木 秀知 ]
|
家でのサポート、どうする?
理科って、つい「暗記科目」と思いがちで、親のサポートが後手になりやすい教科です。でも、「てこ」のように考える系の単元は、一緒に図を書いてあげたり、実物で見せてあげると効果的だと思いました。家にある棒とおもりで実験してみたり、YouTubeの解説アニメなどを活用するのもありかもしれません。
わが家は、百均のキッチンスケールと定規で、てこっぽいものを再現して、「おお~!こういうことか!」と盛り上がりました。最初は、体感+視覚が一番の近道かもしれません。
5年生の理科は本格的な壁
てこに始まり、ばね・浮力・電流…。5年生の理科は、中学受験の本丸ともいえそうな範囲がズラリです。先生曰く、ここでつまずくと、6年生での巻き返しが大変で、逆にここでコツをつかんでおくと、6年生での成績に差がつきます。と
娘の「全然わかんない!」に、つい「ちゃんと聞いてきなよ!」と言いたくなる気持ちもあるけれど…、確かに難しいんです、ほんとに。だって、てこだもの。物理じゃん!って。
親子で壁を越える!
理科の中でも難単元の代表格「てこ」。でもここは、「一緒に乗り越えるフェーズ」だと思って、少しだけサポートに手を伸ばしてあげたいところです。
「理科の考える力」は、算数や他の科目にもつながってきます。てこを攻略できたら、子供の中で何かが変わるはず。難しいけど、面白い。そんな理科の世界を、一緒に楽しんでいきたいと思います。
*** ご覧いただきありがとうございました ***